応永十四年(丁亥)
 
正月五日
大地震。

二月
義量が生まれた(義持の長男、母親は日野資康の娘)。

夏六月
午前八時ごろ、晴れた空に雷鳴がとどろいた。

閏六月廿七日
霰が降った。
この年、大旱魃であった。

秋八月廿四日
大風が吹き咳病が流行った。

九月十九日
大風が吹き、大飢饉となった。

九月廿九日
室町第が焼亡した。

十二月十四日
大潮に入り大地震が起こった。
このころ京都の庶民の間で連歌が大いに好まれ、中でも二条良基が最も上手との評判で、その他には祗公法師・周阿法師・真鍋新左衛門(佐渡守護)が天下にその名を知られ、また後亀山上皇(南帝)の君臣ともに名手である。


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