応永二十一年(甲午)
 
春三月六日
鎌倉由比ガ浜の大鳥居が立った。

八月廿五日
上杉朝宗が上総国で死んだ。

秋九月
伊勢国司北畠満雅が称光天皇の即位に関して謀叛を起こし、関左馬助がこれに属している。関一党(関・神戸・峯・国府・鹿伏兎など)や大和・伊賀・伊勢・志摩の軍兵がこぞって馳せ集まったが、その中で木造俊泰のみ独り京都に属していた。

冬十二月十九日
称光天皇が即位した(十四歳)。

十二月廿八日
建長寺が焼亡した。正統庵だけが焼け残ったとか。


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