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| □ 永享五年、誕生より信濃へ |
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御父は兵部卿尹良親王、母は世良田右馬助政義の娘である。 応永廿一年上野国寺尾の城でご誕生。 正長元年四月、寺尾城より下野国三河村落合の城にお入りになった。 永享五年下野国を出て信濃国へ赴かれた。この時、笛吹峠で上杉の兵どもが襲ってきたので戦われた。そして木戸河内守の城へお入りになった。同年五月十二〔六〕日、木戸の城を去って木曽の所領金子の館にお入りになった。千久五郎が金子より自分の館にお迎えした。 |
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| □ 永享五年、誕生より信濃へ |
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御父は兵部卿尹良親王、母は世良田右馬助政義の娘である。 応永廿一年上野国寺尾の城でご誕生。 正長元年四月、寺尾城より下野国三河村落合の城にお入りになった。 永享五年下野国を出て信濃国へ赴かれた。この時、笛吹峠で上杉の兵どもが襲ってきたので戦われた。そして木戸河内守の城へお入りになった。同年五月十二〔六〕日、木戸の城を去って木曽の所領金子の館にお入りになった。千久五郎が金子より自分の館にお迎えした。 |
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