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吉水の法印歌の事
同じく先帝のこと、吉野へお遷りになった翌々年の春、睦月の末ごろに吉水法師にお与えになった御歌、
み吉野の 山の山守 こととはん 今いく日ありて 花は咲なむ
御返しの歌は、
花咲ん 比はいつとも 白雲の ゐるをしるべに み吉野の山
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